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DEICIDE
DISC REVIEW
Deicide / The Stench of Redemption
米国フロリダ州出身のデスメタルバンドの通算8作目。グレン・ベントン(Vo,B)の反キリスト教、サタニズムを底流とした退廃的な薫りが漂うモダンなデスメタル・スタイルで、1990年代初頭からデスメタルシーンを支えてきたが、長年バンドを共にしてきたホフマン兄弟を解雇して、ex-Cannibal Corpseのジャック・オーウェン(Gu)と、Milleniumなど多数のバンドで活躍していたラルフ・サントラ(Gu)を迎えた布陣でバンドを再建。トレモロ・リフを反復的に重ねた複雑なリズムに、抒情的なメロディを交えたツイン・ギターが、ドラムの高速ブラストビートと共に猛烈な突風のように駆け巡る。禍々しい負の感情が不気味な余韻を響かせ、ノイズの轟音と化しながらも、キレのよい硬質感と、弾むような躍動感に満ちた音像で、荘厳な世界観を描く。研ぎ澄まされた残虐性は、SLAYERの『REIGN IN BLOOD』にも匹敵する。
DISCOGRAPHY
Full-length album
1990年デビュー作。 |
1992年2作目。 |
1995年3作目。 |
1997年4作目。 |
2000年5作目。 |
2001年6作目。 |
2004年7作目。 |
2006年8作目。 |
2008年9作目。 |
2011年10作目。 |
2013年11作目。 |
Live albums
1998年Live盤。 |
2010年Live盤。 |
2010年Live盤。 |